時代家の新・只今制作中

2011年11月

こんにちは、今回のウンチクは沢山の方々より
リクエストの多かったエンジン関係のウンチクです。
・・・最初にお断りしておきますが、これから記述する事
により色々ご批判があるかも知れませんが当方は責任
もてません。あくまでもイチマニアの独り言程度に解釈して
ください。トラブル防止のため念のため・・・・。
 今回は難しい技術系ではなく年式によるクランク
ケースの違いや打刻印影の違いをご紹介します。
・・・まぁ結局のところ陸運局から聞かれたりもしました
ので・・・。
 まずはど初期のクランクケースからご紹介。番号は72’
1100番台です。
img20111112

 
赤丸の部分にご注目!この形状をよ~く見てから次の画像
と見比べてくださいませ。
 お次のケースはZ1B75’の7万番台です。まぁ最終型に
なりますかね。
img20111112_1
ボルトの位置が変わってきてますね。少し内側に入ってます。
おそらく何かの不具合で対策されたのだと思います。オイルの
にじみとか・・・。
一番見分けやすい場所がこちらですね。Z1BやA(3万番以降)
にド初期のケースが付く事はありえません。
 お次に陸運局にたずねられた事もあるエンジン番号の印影と
年式による違いです。
 最初に初期型(3万番ぐらいまで)の番号プレートの形状です。
img20111112_2

Z1Eの400番台です。
・・・お次はZ1Eの050142番です。
img20111112_3
・・お気づきでしょうか?初期型のプレートは後期型のそれに比べ
若干小さくなっておりなおかつ、プレートのふちどりに段差があり
ます。こちらの段差は改ざん防止になってます。陸運局に聞かれ
たのはまさにこの事でした。・・・そしてもうひとつ・・・。
製造番号の印影が初期型は大きい数字で後期型は細長の小さい
数字になっております。大きい字体は3万番ぐらいまである模様で
3万番近辺では色々と交じり合ってるみたいです。大きいプレート
に大きい数字など・・・。まぁ部品の変わる時期はどのメーカーも
あいまいみたいですねK0の後期みたいに・・。
・・・でド初期のケースのも前期・後期があって1万5千越えると下の
画像みたいに違いが出てきます。
img20111112_4

キックスターターの表示が付くのが後期型となり、プレートが小さくて
この表示が付くのが大体73’6月頃から73’末ごろまでと言われて
る様です。
img20111112_5
img20111112_6
究極の結論ですが・・・陸運局での解釈がどうなのか良くわかり
ませんが、上記の2番目の画像のようにふち枠のないプレートは
チョット要注意ですし3万番以降のZ1に小さいプレートのエンジン
が乗ってる場合は載せ替え有りと認識したほうが良いと思います
・・・。個人的見解で言うならまぁ昔は壊れたら直すじゃなく乗せ
換えるが当たり前で、今ゼファー400のエンジンが壊れたらやっぱ
り直さずのせかえるでしょうね。
・・・追伸です・・当時、カワサキは手打ちでしたか?の質問があり
OBの方に問い合わせたら「機械打ちにきまっとる」とのことでした。
・・・じゃあ文字ずれは?って聞いたらフレームに至っては、90年代
のゼファーでもずれとるんだぞ!って・・・。おっしゃるとおりですね。

こんばんは、最近と言いますか・・・チョット前から
いやいや・・・ずーっと昔からZ系のブレーキ鳴きが
あまりに酷くって「ママチャリ」みたいな音がするの!
ナントカシテ!!ってお客様によく頼まれましたが、
その度に、ま~Zのブレーキはこんなモンですからね~。
で誤魔化してました。スミマセン・・・。が、最近やっと
打開策が見出されナント!8・9割が鳴かなくなりました!
(通販の毛生え薬の宣伝みたい)今日はそのシステムと
方法をご紹介します!!(益々あやしい通販みたい!)
 まずは画像をご覧ください・・・。
img20111109
ノーマルキャリパーの分解図です。緑の矢印に注目。
社外品のパッドにはほぼ付いていない防振板です。実は、
このプレートが「肝」だったのです。
 そもそもブレーキ鳴きはパッドのびびり音だ。ぐらいは皆さん
ご存知だと思いますが、今までその原因を探って解決しようと
考えてました。それが大きな間違いだったのです。昔から都市
伝説のように「ノーマルパッドは鳴かない」と言われ続け、セミ
メタルの材質がいけないだのアスベストが鳴かないだのとまぁ
無責任きわまりのないお話を信じてきました・・・。が、原点回帰
して、このチャチな板!こいつを入れてみましょうと実験したところ
V社のセミメタルパッドがピタッと泣き止みました。で、色々調べた
トコロV社(面倒だからベスラです)の15年ほど前の新品を調べたら
この防振板が付属されてました!!
・・・ですが、ココで問題が出てきます。それは・・・下の画像の・・・。
img20111109_1
水色の矢印部分、防振板のずれ止めダボです。社外品にはほぼ
付いていないダボですね。先述の実験時にもこのダボがない為か
条件によっては鳴きがすることもありました。(ごく軽くにぎった時)
・・・で、仲間内のZ乗りやマッハ乗りのオジサンたちから色々情報
収集した結果!最適と思える手法に出会いました!!
img20111109_3
こっから先は有料にしたいぐらいですが、まぁ結果ダメでも責任
取れませんし当店のお客様も悩まれておいでですので・・・。
・・・同業者各位には余り荒稼ぎしないでくださいと釘を
さしておいて。黒矢印のなぞの紙が防振板の代用品です。
こいつを該当するパッドのミゾより若干大きめにカットして
ください。で、パッドグリスを塗ってください。
パッドをはめる時は少しナンギしますが頑張りましょう。
・・・この紙の正体は・・・ガスケット紙です。厚さはお好み
ですがあまり分厚いとタッチがフニャっとします。また、
薄いと長く持ちません。中間の厚さが良いようです。また
水色の矢印部分ですがこの部分はパッドが保持されて
かつスライドする部分なのですが、ココをきれいにサンド
ペパーなどでナラシてください。ホントはバフ仕上げ
みたいなのがいいです。ピストンに押される時引っかかり
なくパッドが出るようにローター面に対して
なるべく斜めにならないようにする為の処置です。
余談ですが先輩のうどんや号は1年以上問題なく
イケてるみたいです。距離は私の学生時代並みに
乗ってるとおもいます。フルブレーキはしょちゅう
してます。純正ダブルのZ2で最新型やフルカスタム
より急制動します(笑)
・・・あんまりお金掛からないし皆さんも試してみては
如何ですか?結構良いですよ!!


このページのトップヘ