時代家の新・只今制作中

こんばんは、試運転すると 雨 塗装
しようとすると 雨 ・・・少しはカラッとして
欲しいんですが・・・そうすると暑さで・・・
です。もーどうにでもして!!
 作業報告、っていっても内燃加工もフレーム
修正もいっこうに進んでない模様です。
とりあえず修理預かりだったOさまのCBです。
img20110620

勉強中のCBです。どこが弱くてどこがキモなのか
知りたいと思います。
img20110620

今回はプライマリーチェンとかダンパーの入ったギア
とかを新品や程度のよいものに交換しました。・・・・
結果・静かなCBになり、満足です。やはりキャブ同調の
取りづらい1っポン引きのゼロキャブはプライマリーに
負担を掛けるようですね。ダンパーはガッタガタでした。
・・・次回は在庫車のエンジンで勉強します。
 その流れって訳ではありませんが、CBの依頼が増えて
きました。が、名古屋仕様は1台も無く極めて善良な(?)
CBばかりです。
img20110620_2
良い雰囲気のK2です。長距離やるには少しつらい感じも
否めませんが、街中をゆっくり流すにはイイですね。
・・・明日はコンテナが入ってきます。後日報告いたしますね!

こんにちは、技術面やレストアの内容・こだわり
などを少しづつご紹介いたします。いつもエンジン
関係が多いのですが、車体も意外とウンチクできたり
出来なかったり・・・。
 今回は1番最初に手をつけるステムベアリングを
チョットだけ説明いたします。
 まずはじめに従来のベアリングをぬいてしまうのですが
写真のようなテーパーローラーですとちょっと厄介です。
img20100801
もともとZのフレームはこの類のレースが入るように設計
されてませんのでフレーム側を加工して挿入しないと後々
外す事ができなくなります。でも・・・ほとんどの場合そんな
加工をせずに打ち込んであります・・・。そこで特殊工具の
出番です。
img20100801_1
 上側真ん中にあるのがソレですが・・。で、めでたく抜けたら
打ち込みですが、その作業もベアリングドライバなる特殊工具
で行います。右にあるイロンナ大きさの丸いやつです。
 まぁ加治屋さんみたいにカンコンキンコンやって終了です。
img20100801_2
 
最終的にはこんな感じで仕上がります。きれいになって安心
です。
 あと、こだわりって訳じゃないのですが必ずウレアグリスを
使います。「当たり前!」って思われる方も多いと思いますが
・・・。いいか悪いかは?です。
 もうひとつ大切なのが鉄球です。必ず交換します。見た感じが
キレイでも表面は意外と傷んでます。
コーンレースが新品なのにこいつが中古では意味がありません。
img20100801_3
 

こんにちは、今回は慣らし運転の仕方・意味
重要性を述べてみようと思います。
 これから納車のお客様や空冷大排気量車の
方々に是非知っていただきたいと思います。
なお、これからお話しすることは私の経験や見聞
が元になってます。

1、慣らし運転の仕方。
・距離200キロまでエンジン回転数3000rpmを上限に
運転をする。続いて距離500キロまで5000rpmです。
それ以上は節度をもって回してください。
・できるだけ市街地を避け流れの良い郊外などを
巡航運転するのが望ましい。
・開かずの踏み切りや長い信号待ち等はエンジン停止
をオススメします。
・外気温35度以上などの時は特に気を使いましょう。
・空冷エンジンはトップギア80KMがもっとも冷却効率が
良いと思われます。

2、禁止行為・これをやったらリングがパー!
---以下はナラシが終了した方々や最新空冷大型車の
方々にも共通します。-----

・意味の無い真夏の暖気。30秒程度を目安に走り出し
てしまいましょう!ただし最初の2キロ程度は「暖機運転」
で、回さず・負荷をかけずにいたわって行きましょう。
・エンジンかけっぱなしで「オレのバイクかっこい~」と
見とれるのは厳禁です!!ましてや無意味なレーシング
(空ぶかし)はもってのほか。
・油温計でオイルキャップにつけるタイプを当てにして安心しない。
Z系ではセンサー部分にオイルはつきません。内部の空気温度
しか測れてません。アレは「てんぷら」の時にでも使いましょう。
img20100718

 
・・・まあ旧車屋さんも売らなきゃイカンからイイも悪いも無く
売っちゃいますからね~。部品のオススメやそうでないもの
は少しづつお話します。

3、やっていただきたい事
・走り出して200キロ行きましたらオイル交換です。
それも走って油温を上げてから熱いうちに!
・500キロでエレメント・オイルの両方交換・なお、
ナラシ中のオイルは安いもので結構です。
おまけにカムチェーンも張りましょう。
・1000キロで再度オイル交換。カムチェーン張り。
・ひょっとしてヒートさせてしまった??と思ったら
迷わずオイル交換してください。オイルの種類に
より違いがありますが油温120度~130度ほど
で分子構造が崩壊して潤滑性能が低下してしまいます。

4、まとめ・・。
・慣らし運転を失敗するとピストンリングがダメになります。
煙が出るのをとめるだけならリング交換だけでよっぽど
とまりますが、バルブやシートにも当然ダメージがきます。
車種により違いがありますがCB750Kなんかはパワーが
グっと落ちるみたいです。KシリーズのヘッドはO/Hして
ないものは全然シートに当たってないのが多いみたいです。
あれでもアイドリングしてるから流石と言うかいい加減
というか・・・。最新(XJR1200やZEP1100)なんかもバルブ
周りはめちゃくちゃ痛んでます。まぁ空冷の宿命ですが・・。
・・・コレから真夏ですがオーバーヒートにご注意を!!

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